高反発ドライバーの見分け方

2023/04/30更新


高反発ドライバーの見分け方を考えてみましょう。クラブ競技で、同伴者が高反発を使っているかも?と思ったことはありませんか? ドライバー購入する前に、もしかしたら高反発かもしれないと思ったことはありませんか? 高反発なのかどうかを見分ける方法を考えてみました。

 

高反発ドライバーはバレるか?

高反発ドライバーはバレるか?どうか?それが気になるということは、高反発ドライバーはSLEルール不適合モデルでありながら、それを使って月例や競技に参加してもバレないかどうかを気にされてることだろうと思います。

正々堂々とスポーツマンシップに則りゴルフをするという人が大半ですし、高反発ドライバーを使ってる人は殆ど居ないと思いますが、たまに高反発だろうなと思うようなドライバーを使ってる人は居ます。高反発じゃないにしろ反発係数高めのドライバーを使ってる人はたまに見受けられます。

アマチュアゴルファーの月例や競技が開催される前に使用するゴルフクラブの確認をすることはあまりありません。
使用するゴルフボールの確認はあるかと思います。

ですので、こんなことを書きたくはありませんが高反発ドライバーを使ってもバレない可能性はあります。ただし、打ち方やスイング、ボールが叩けてるかどうかの動作と飛距離が合致しない場合、高反発ドライバーを使用してる疑いをかけられる可能性はあります。

月例や競技はゴルファーの技量を試し合う場でもあるので、高反発ドライバーや高反発ゴルフボールを使わずに正々堂々とラウンドされることをお勧めします。

 

高反発ドライバーの見分け方

一般的には、高反発であることがドライバーヘッドに記されてることが多いです。メーカーによって異なりますが、リョーマゴルフならば Special Tuning と記されてます。 他メーカーであれ High COR と記されていたりと、適合モデルと判別するための刻印や記しがありますので、それで高反発ドライバーの見分けが可能です。

また、別のメーカーでは、高反発モデルの場合はフェース面に特殊な彫刻がされてるようなドライバーもあります。

使用してるドライバーのメーカーが判れば、ネットで検索をしてモデル名、モデル番号などから高反発ドライバーなのかを知ることが可能です。

つまり、高反発なのかどうかはメーカー側で判別できるように何かしらの工夫が取り入れられてることが殆どです。

 

高反発加工されているドライバーの見分け方

市販されているドライバーを、高反発加工されている場合は、見分けがつかないことが殆どです。肉薄化されたことによって、甲高い金属音が鳴らないように、ヘッド内部に消音材を注入している場合もあります。高反発なのかどうかは、感覚で判別するしかなくなります。

高反発加工の場合は、フェース面を研磨しますので、フェースのスコアラインが消えていたら、高反発加工している疑いがあります。ですが、最近ではスコアラインをレーザー彫刻で復元することもできますので、一概には言えません。ですが、フェース面をよく見ると削った痕跡が視認できることがあります。

広告

(1) 研磨したような擦り傷

但し、フェース面をよくみると研磨したような擦り傷っぽいのが見える場合、高反発加工してる可能性があります。実際の高反発加工は、フェース面を研磨するのですが、その周りも若干ですが擦れてしまって、擦り傷が残ることがありますので、それで確認することが可能です。

(2) ヘッド内部に消音材を入れている

高反発加工して、ヘッド内部に消音材を入れている場合は、「パスン!」という独特の打音がすることがありますので、なんとなく判ります。ただ、本当に高反発なのかどうかは、難しいところです。打音だけでは、確実に見破ることは難しいです。だけど、消音材を入れているということは、甲高い金属音を消したいという意図があるはずなので、フェース面が肉薄化されている可能性は高いです。

 

高反発なのか、どうかという意味は?

高反発ドライバーなのか、どうかということは、SLEルール適合しているのか、SLEルール不適合なのかということです。

 

購入するときに確認する方法

ドライバーを購入する時に、高反発なのかどうかを確認するのは、簡単です。カタログに、SLEルール適合、または SLEルール不適合と記載されているからです。それによって、高反発なのかどうかを判断することができます。メーカーによっては、シャフトの手元側にシールが張られており、小さな文字で SLEルール適合と記載されていることもありますので、視認して確認することができます。

または、地クラブなどの場合は、ブランドによって異なりますが、英語で Conforming Driver Heads と記載されていることもあります。 Conforming Driver Heads の意味は、ルール適合ヘッド という意味です。

広告

 

同伴者が使っているドライバーを確認したい

クラブ競技、月例などで、同伴者が高反発を使っているのではないだろうか?と思ったときに、見た目では判断できないというのが正直なところです。ただ、打音でなんとなく判断できることがあります。高反発モデルの場合は、フェースを肉薄化していますので、とても甲高い音がするからです。甲高い音がするからといって、SLEルール不適合の高反発ドライバーであるとは、言い切れません。同伴者に疑いをかけて、その場の雰囲気が悪くなってしまうこともあるということから、なかなか言い出せないこともあります。

使用しているドライバー、1本ずつ確認するということは、なかなか難しいので、高反発モデルを使っているのかどうかを探ることは、難しいと言えます。

あまり書きたくないのですが、市販されているドライバーを高反発加工したドライバーを使用して、競技に参加している人も少なからずいます。必ず、疑われます。疑われるのが嫌だから、SLEルール適合範囲内で反発を高めてある、地クラブを使うという人は多いです。

または、USGAのルール適合ヘッド一覧を確認すると良いです。以下は、USGA ルール適合ヘッド一覧のPDFファイルです。ファイル容量が重いので、注意して下さい。
List of Conforming Driver Heads(英語)

 

昔の高反発モデルの場合

2008年SLEルール制定前に販売されていた、高反発モデルも今現在では、SLEルール不適合モデルとなります。昔の高反発モデルの場合は、フェース面のスコアラインが、フェースの真ん中だけスコアラインが無い場合は、高反発モデルだったりします。スコアラインの有無で、高反発モデルなのかどうかを判別していた時代がありました。

ダンロップ スリクソンは、スコアラインの有無で高反発モデルかどうかを判別していました。ダンロップ スリクソンの場合は、以下のURLより確認することができます。

 

高反発モデルじゃなくても、不適合モデルがある

高反発ドライバーじゃなくても、SLEルール不適合となるモデルもあります。それは、ヘッド体積がルールで定められている460cc以上の体積のモデル。48インチ以上の長尺ドライバー、フェース面は高反発じゃなくても、ヘッド内部にスプリングを取り付けていたり、フェース面の反発力を高める構造となっているモデルもルール不適合モデルとなります。

飛ぶドライバー | 超高反発性能のドライバー紹介